12月2日　世界柔道選手権、外国人優勝(1961年)

1932年のロサンゼルスオリンピックで公開競技として登場した柔道は、様々な国に浸透していきました。フランス柔道連盟は、日本人指導者の道上伯を呼び指導していました。さらに道上はオランダを訪れた際、当時建設作業員だった20歳のアントン・ヘーシングの才能に気付きます。

ヘーシングは14歳から柔道を始めていました。道上と出会ってからは見違える様になり、1年で世界選手権に出場します。結果は3位。さらにここから精進を重ね、6年後に世界選手権で優勝する事ができたのです。

凱旋帰国となったヘーシングをオランダ国民30万人が出迎えたといいますから、熱狂ぶりが窺えますね。

指導者は、テクニックを教えるだけではなく、その人の才能を発見し、開花させ、伸ばしてあげる。これが大切なのかもしれません。ですからあなた自身も自分の中のセレンディピティという才能を開花させ、伸ばしてあげる必要があります。

セレンディピティとは、目の前の偶然から幸せになるスキル。

人との出会いで、あなたは相手の何に気づきますか？

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