2月10日　ガイ・フォークス処刑(1911年)

1605年に計画されていた火薬陰謀事件は、過激派カトリック教徒による政府に対する陰謀。

ウエストミンスター宮殿内にある議事堂の爆破で、国王と国会議員を殺害するというものでした。

これを計画した首謀者がロバート・ケイツビーという人です。

あれ？ガイと関係ないですね。

そうです。実は、爆破するための火薬の見張り番をしていたところを発見され逮捕されたのがガイ・フォークスでした。

彼は、最初の取り調べの時に、堂々とした態度を取った事で、「まるでローマ人のようだ」と暗殺されそうになったジェームス１世から称賛をもらいました。

知的な会話で、振る舞いが楽しく喧嘩やもめごとを避け友達に誠実であった彼は、拷問にも抵抗し、敵を驚かせたとも言われています。

首謀者ではなかったガイの名前が500年経っても、消えないのは、単に呼びやすい英語というだけではなく、どこか彼への「憧れ」などの羨望があるからかもしれませんね。

11月5日は英国のガイ・フォークスナイトは、ガイ・フォークスという人形を作り、街中をひきまわし、夜になって焼き捨てる風習。また、19世紀には、guy（ガイ）は、奇妙な服装をしていた人物を意味していましたが、アメリカ英語では軽蔑的な意味は失われ、男性一般を指す様になったそうです。

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