4月18日 ターヘル・アナトミア翻訳開始(1771年)
実は、ターヘル・アナトミアというのは、翻訳対象の本の名前ではなく、
訳した杉田玄白が付けた本の俗称のようです。
原著名はドイツ語で「アナトーミッシェ・タベレン」、
オランダ訳では「オントレートクンディヘ・ターフェレン」だったそうで・・・
この本は、当時日本に2冊輸入され、杉田玄白と前野良沢はそれぞれ
違う場所で入手します。
ところが、小塚原刑場で刑死者の解剖を見るために、杉田玄白、前野良沢
らが集まり、前野良沢は「ターヘル・アナトミア」を持参してきました。
二人は、同じ物を持っているという事で、お互いに手を打ちあったと
記載がありましたが、もしかして、ハイタッチなんでしょうか?
(※個人的に物凄く気になります(^^ゞ)
そして二人は、この本の信頼度の高さに気が付き、
翌日から翻訳を開始します。
当時はオランダ語に精通している人が少なく、翻訳には時間がかかり
ました。
35年後に杉田玄白が「蘭学事始」という本の中で、翻訳の方法を
記載しています。
「安易に辞書をひかず意味を推測する」
この形がオランダ語学習の創世期には必要だったのでしょうね。
現代では、安易にインターネットで物事を調べ、解ったふりを
してしまいます。
(もちろん、私自身、まったくその通りです<m(__)m>)
そうではなく、きちんと自分で仮説を立て、あとで検証する。
この方法が正しいという事を彼らは意識していたのだと思います。
安易に辞書をひいてしまうと、セレンディピティ(偶然からの幸せ)は
感じられないのかもしれません。
セレンディピティとは偶然をきっかけにして、自らが幸せになるため
の能力。つまり、活性化させる事ができるという事なのです。
あなたのセレンディピティをそのままにしておいても大丈夫ですか?
次回は、4/20(水@銀座)と5/21(土@神保町)です。
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