4月30日　SN1006出現（1006年）

歴史上で最も明るくなった天体です。

ポイントは、「明るくなった」、つまり過去形である事。

7200光年という離れた場所でありながら、

最も明るく見えた（太陽と月を除く）そうですから、

そうとう明るかったのでしょう。

スイス、エジプト、イラク、中国、日本で見られたといいます。

この星は影が落ちるほど明るく、時には昼間でも見えた。と述べられています。

今でこそ、天体ショーとして楽しむ事が出来るのだと思いますが、

出現当時この超新星に対する捉え方は各国で違いました。

多くの国では

・戦争の前触れである

・飢饉の前触れである

・災いの前触れである

としたのですが、中国だけは違いました。

・黄色い色で強く光輝くこの星を、国に繁栄をもたらす吉兆星である

と皇帝に説明したそうです。

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