シティズ・フォー・ライフの日（Cities for Life Day）は、世界の1600以上の都市が、死刑制度廃絶のために起こしている運動です。

1786年のこの日、ローマの皇帝レオポルト2世が、ヨーロッパで初めて死刑制度廃止を宣言したことに由来しています。

死刑とは、多くの場合、人名を奪った犯罪や国家反逆罪に対して適用され、極刑などとも言われ現在の日本では絞首刑だそうです。また裁判で死刑判決が出ても、執行されるかどうかは時の法務大臣の考えによります。就任中執行する数が0の大臣も居ますし、10を超える大臣もいます。

では日本で、なぜ死刑が亡くならないのでしょうか？ちょと考えてみてください。

再犯の可能性があるから？

抑止力（犯罪予防）のため？

応報（あだうち）のため？

考え方は、いくつかあるようですが、

昭和23年の最高裁判所の判決では、

応報論ではなく、威嚇効果と無力化効果（隔離効果）による予防説に基づいて合憲とされました。

私は、あえてこんな事「応報論ではなく・・・」と言っていることから、逆の意味なのだろうなと推測してしまいます。つまり数百年前から存在する、「仇討ち」。これを国民が感覚的に是認しているからではないか？と思うのですが、いかがでしょうか？

また、死刑の存続や執行に関しては、政治家、裁判官のプロにお任せしますが、シティズ・フォー・ライフの日というのがあることで、日本と違う考え方も知る。そしてなぜ、日本には存続しているのかを自分の中で、答えを出す事で新たな気づきが生まれます。

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2016.11