10月8日 小柴昌俊ノーベル物理学賞確定(2002年)
ニュートリノの検出に対するパイオニア的な貢献を讃え、ノーベル賞を
受賞した小柴昌俊。
彼はセレンディピティを活かした行動を複数起こしています。
幼少の頃、軍人か音楽家を目指していた彼は、12歳の時に小児麻痺を
罹患(りかん)してしまいした。やむなく二つの夢を諦める事になった
のですが、その入院中に贈られたアインシュタインの本を読むことで、
物理学者を目指したのです。
これはまさにセレンディピティ。
偶然をきっかけにして幸せになる能力を発揮した結果です。もし、
小児麻痺になり夢を諦めた事で人生を投げ出していたら、
アインシュタインの本をもらっていなかったら、物理学に興味を持て
なかったことでしょうし、ノーベル賞受賞はあり得ませんでした。
次が、ノーベル賞受賞の要因となった、ニュートリノの検出です。
地球上の物質を構成する陽子(ようし)。この陽子にも寿命がある。
という事を証明するために1983年にカミオカンデという施設を
作りました。寿命の研究を続けていたところ、1987年大マゼラン
星雲の爆発によって、地球まで到達したニュートリノを偶然、
捕らえる事に成功します。この功績に対し、ノーベル賞を受賞
する事ができました。
当初の目的の陽子の寿命の有無に関しては未だ確認できていませんが
違うものを得て、研究、発表した事で大きな成功を得たのです。
セレンディピティとは、偶然をきっかけに幸せになる能力です。
ノーベル賞を受賞する事だけが幸せではありませんが、天文学に
おいて大きな成果を納めた結果となりました。
セレンディピティは、誰にでも持っている能力です。
どこにでも落ちている「幸運」に気づくためには、
アンテナを張り、気づき、受け入れ、発想転換して、行動する。
この5つのステップが非常に重要です。
当協会では、この5つのステップを事例とともに解りやすく
解説し、どうしたら自分の中に落とし込み、習慣化できるか?
の自己啓発プログラムを公開しています。
次回は、10/9(日)と10/15(土)
宜しければご参加ください。
10/9(日、終日)セレンディピティ入門講座、向上講座
10/15(土、午後)アイデアがお金に変わるセレンディピティカフェ
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