2月3日　若乃花、第45代横綱昇進(1958年)

横綱とは大相撲の力士の番付で、最高位の称号です。

全ての力士を代表する存在ですが、実は、神の依り代（よりしろ）であるとも言われています。

この依り代とは、神霊が依りつく対象物を指すので、つまりは、横綱自身に神が寄り付くという事になりますね。でもこれにはいきさつがありそうです。

もともと相撲は、神事であり祭りでもありました。

弘仁年間（810年～823年）、ハジカミというあまりにも強かった力士が居ました。誰一人として相手にならなかったことから、行司は神前の注連縄（しめなわ）を取り、ハジカミの腰にまとわせ、「注連縄の垂れに手をかけられれば、その者の勝ち、ハジカミは負け」としたことから、強い人にそれを巻く様になったとも言われています。

ですから、横綱の腰に巻いている縄は、神社などにある注連縄と同一の者なのです。

横綱に神が寄り付くという意味なのか、寄り付いたから注連縄を巻けるのかは、疑問ですが、横綱に神が寄り付くという現代の解釈は、正しいのでしょう。

神の領域だからこそ、一度横綱になると、「他者が言い渡す降格は無く、引退のみ」。つまり本人のみが進退を決断できる力が実力と合わせて要求されるのかもしれません。

あなたにとって、横綱の様な潔さ、品格を持つには、何が足りませんか？

足りない部分を自分で補うか

足りない部分をカバーしてくれる人と一緒に仕事をするか

あなたなら、どちらを選びますか？

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