4月19日 たまたま日本で生まれたアメリカ人が駐日大使（1961年)
日本在住のアメリカ人宣教師の父親を持つエドウィン・ライシャワーは自らを「たまたま日本に生まれたアメリカ人」と語っています。
アメリカに帰国後ハーバード大学で教鞭をとり東アジアについて研究を行いました。そして50歳の時に
「アメリカや西側諸国は、
日本の主流から外れた人々の実態や抱える不満を把握するべき」
と主張し、これがアメリカ政府関係者の目にとまります。
翌年、駐日アメリカ特命全権大使として任命され「日本生まれのアメリカ大使」として日本国民から人気を得ました。
ところが、ここで大きな事件が起きます。
1964年には、アメリカ大使館門前で統合失調症患者にナイフで刺され重傷を負ってしまいました。
さらに事件は大きくなります。
この時、輸血をされたのですが、彼は「これで私の体の中に日本人の血が流れる事になりました」と発言し日本人からの賞賛を得ますがそれだけではありません。
実は、この輸血がもとで、肝炎に罹ってしまったのです。（ライシャワー事件）
それでも彼は日本人に大きな気づかいをしてくれました。
「今、退任し帰国すれば日本人は事件の責任を感じてしまうだろう」と、
日本人の心を理解し気づかい、アメリカのため日本のために尽力を尽くしてくれたのです。
たとえ誰かのせいであったとしても、それを責めない。それどころか気づかいまでしてくれた。そんな素晴らしい人がいたかと気づくと、心が洗われます。
ハーバード大学で研究員だった川崎康彦氏は、世界有数の科学者として招かれました。
そこで研究をすすめた脳科学を今、アウトプットしてくれています。
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