5月17日 太陽の季節、封切り(1956年)

前年「文學界」に掲載された石原慎太郎の短編小説を映画化したものが封切りとなりました。


高校生の津川竜哉はボクシング部に所属しながら

部活の仲間とタバコ・酒・バクチ・女遊び・喧嘩の自堕落な生活をしています。

そんな彼に銀座でナンパされた英子は竜哉に惹かれていきます。


(中略、実はここが小説として一番面白い(^◇^))


とある理由で、英子は死亡してしまいます。

葬式で竜哉は遺影に香炉を投げつけ、初めて涙を見せるのです。

驚く人々に「あんたたちにゃ、何も判りゃしないんだ!」と叫んで

広間を飛び出して行きました。

竜哉は学校のジムへ行き、パンチングバッグを打ちながら、

ふと英子の言った言葉を思い出します。


「何故貴方は、もっと素直に愛することが出来ないの」。

竜哉はその瞬間見えた英子の笑顔の幻影を夢中で殴りつけるのです。


生意気な竜哉、純情な英子。この2人の恋愛描写が物凄くいい。

とてつもなくいい。

心地良い部分もあり、胸が詰まる思いもあり、

嫌な思いをするシーンもあり、本当にのめり込んでしまう小説です。


この小説に対し、激しい賛否両論が飛び交いました。

革新派と保守派との戦いと言ってもいいかもしれません。

結果として単行本が100万部販売され、

映画化され世の中を変えて行きました。


眼の前にある偶然が、自分にとって居心地の悪い物であっても、

他の人にとっては心地良い物かもしれません。

だとしたら、それを自分の中に落とし込む勇気を持つと、

チャンスを掴めるのかもしれませんね。


セレンディピティの第一ステップは気づき。

眼の前の嫌な事に目をつぶっていませんか?


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