6月2日 死んだふり解散(1986年)
当時の内閣総理大臣、中曽根康弘は、在任4年目。
1986年当時中曽根内閣は世論調査では高い支持率でした。しかし党内の基盤が磐石ではなかったため衆参同日選挙を目論んでいたのです。
衆議院の解散は簡単にはいかない。同日選挙は無理だと思わせておいて、衆議院の臨時国会の初日、本会議を開かずに議長応接室に各会派の代表を集め衆議院議長が解散詔書を朗読し衆議院解散としたのです。
後に中曽根が
「正月からやろうと考えていた。(中略)解散は無理だと思わせた。死んだふりをした。」
と言い、「死んだふり解散」という解散名が定着しました。
半年も前から、「これならいける」と気づいた中曽根とそれに気づかなかった野党。
この時代の政治・戦略の是非はともかく、
「気付いた」、「気付かせない」、「気が付かない」が勝負の分かれ目となりました。
自分にとって大切な物は何なのかを理解した上で、何に気が付くか。将来に影響する事は少なからずありそうですね。
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