10月24日 日本民藝館開設(1936年)
柳宗悦は、それまで評価されなかった無名の工人による焼き物、染織、漆器など高価なものではない民衆的美術工芸の美しさに気づき、世の中に紹介する事に務め、「民芸運動」を開始しました。そのため彼は、日本全国を精力的に回り、民衆的工芸品の調査・収集を行います。
彼は、品物の伝来や由緒、銘の有無に拘らず、直感で美しいと信じる物を収集し、タダ同然の安価で購入し、さらにこれらを私物化せず、広く一般に公開したいと考え、帝室博物館(現在の東京国立博物館)に寄贈しようとしましたが、拒否されてしまいます。そのため自宅の隣に日本民藝館を開設する事にしました。(東京都目黒区駒場)
彼は、生活の中の美、実用に即した器物の美を大切にしました。見る人にこれを感じてもらうため、展示品の名称は、小さな板に手書きで書かれ、題名以外の解説的な文章は一切添えられていません。
知識の前にまず無心に物と向かい合うべきだという彼の考えを大切にした展示方法なのですね。今日のあなたも何気なく利用している日常的な物の美しさに気づいてみませんか?
セレンディピティとは偶然をきっかけに幸せになる能力。
大切なのは気づきです。今日のあなたは何に気が付きますか?
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