10月29日 チクロの使用禁止(1969年)
人工甘味料のチクロは砂糖の甘さが30倍~50倍として1937年に発見されました。この発見の経緯がまさにセレンディピティを発揮した実例なのです。
発見者のマイケルは、喫煙者でした。1937年当時は、喫煙が実験室で許されている時代で、マイケルは実験中に煙草を口にしたところ、化合された甘さを発見する事ができました。チクロはサッカリンよりも製造コストが10倍かかってしまいますが、サッカリンの様な苦い後味がなく、砂糖に近い自然な甘さを持つことが強み。さらに飲料メーカーが糖尿病や心臓病の患者に楽しみを与えたいという気持ちからノンシュガー・ノンカロリーの飲料開発を目指した中で利用され始めたのです。
チクロは発がん性や催奇形性の疑いが指摘され、アメリカや日本で1969年に食品添加物の指定を取り消し使用が禁止されました。しかし、それ以降の追試験では再現されず英国や欧州では全く問題にされていません。そのため、中国、カナダ、EU圏など55カ国で使用されています。(現実的な使用量であれば人体へのリスクはないという見解です)
もし、マイケルが煙草を吸わない人間だったら気付かなかったチクロ。
人を幸せにできたのか、それとも逆だったのか、今後も一般人に知らされる事なく、科学者にしかこの行く末は解らないのかもしれません。
セレンディピティとは偶然をきっかけに幸せになる能力。
大切なのは、目の前の偶然の何に気が付き、どう行動するかです。
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