1月2日　さまよえるオランダ人、初演(1843年)

ワーグナーの歌劇「さまよえるオランダ人」は、喜望峰近海で目撃される幽霊船に乗ったオランダ人の事で、

・死ぬ事が許されず永遠に海をさまよう呪いを受けている

・そのオランダ人は7年に一度上陸できる

・乙女の愛を受ければ呪いが解ける

というもの。

幽霊船のオランダ人から財宝を渡された男は、自分の娘ゼンタと引き合す事を約束します。

ゼンタはオランダ人と会い、その境遇に心を打たれ救いたいと考えます。しかし、このゼンタの事を愛するエリックという青年もいました。

再び、幽霊船が現れます。娘のゼンタはオランダ人に会おうとしますが、彼女に好意を寄せるエリックがゼンタを制止しようとして、それを「愛」と捕らえ、「裏切られた」と言い、帆を張り去って行きました。娘ゼンタは自らの純愛を岩の上から叫び、それを証明するために海に身を投じます。

その純愛を受けた幽霊船は、呪いを解かれ沈没していき、オランダ人とゼンタは昇天していきました。

オランダ人は、表面上だけを捕らえた結果、純愛と感じる事ができませんでした。もし、もっと早くゼンタの純愛に気が付いていたら、ゼンタ自身も死ぬ事は無かったのに・・・

人への好意は、表現しづらいものかもしれませんし、

人からの好意は、なかなか感じないかもしれません。

そこに気が付けば、もっと早くお互いが幸せになれるはずですし、その周りも幸せになれるはず。大切なのは目の前に起きている事に、きちんと目を向け、何が起きているのか、今後どうなるのかに気付くという事です。

それによってあなた自身が幸せになれるのかどうかが決まっていきます。

セレンディピティとは目の前の偶然を幸せに変えるスキル。大切なのは気づきです。

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幸せを掴んだ異業種の人の話を聞くと、新たな発見があります。

「偶然だらけの過去と世界と宇宙の奇跡」

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